OSHIMA TSUMUGI

大島紬

鹿児島県南にある奄美群島の織物。
世界三大織物に数えられる大島紬は、1300年ほどの長い歴史を持っています。「本場大島紬」と呼ばれる職人の手で作られた大島紬は、伝統工芸品として高い品質を持ち、日本でも最高峰の絹織物の一つとされています。
大島紬の発祥は諸説があり、定かではありません。1300年以上前の正倉院の書物に古代的な染色が行われている紬の記録が残っていることから、奄美大島には既に、文化として根付いていたことが分かります。

大島紬は、光沢のあるしなやかな生地が特徴です。肌触りが良く虫食いが起きにくい絹100%のため、しわになりにくく、孫の代まで使えるほど長持ちです。また、自然に囲まれた奄美ならではの伝統模様が多く、代表的な「龍郷柄(たつごうがら)」や星、サンゴなど、自然にちなんだ柄が数多く存在しています。
COBALT JAPANでは、着物生地としての生産ではなく、大島紬の技術と製法を活用した、現代の需要に合わせた新しいスタイルや色使いを取り入れた洋服生地を作っています。

大島紬の柄

大島紬の柄

奄美の人々は、古来から美しく豊かな自然の草花をモチーフに着物の柄を作ってきました。現在では、時代や技術の進歩により、伝統的な幾何学模様から複雑に入り組んだモダンな柄まで、多種多様な柄が生まれています。

先ほどご紹介した「龍郷柄」は、大島紬の代表的な古典柄で、奄美大島に生息するソテツとハブをイメージして作られらた幾何学模様です。暗闇の中、金のハブが月の光で輝き、ソテツの葉に乗り移ろうとした美しさを図案化したとされています。名前の由来は、当時の生産地の町名になっています。

COBALT JAPANでは

COBALT JAPANの販売サイトはこちらから